三線の歴史
三線の原型は大陸で生まれ、かつて琉球と呼ばれた沖縄に伝わったといわれています。琉球は中継貿易で栄えており、大陸文化が伝わったのは自然の成り行きだったのでしょう。琉球時代のいつ伝わったのかは、確かな証拠はありませんが、現在の学者さんの推測では13世紀から14世紀に伝わったということです。
それから、三線は、琉球ではなくてはならない楽器に発展し、17世紀には今につたわる三線と似たようなものが作られていたと言われています。その根拠として17世紀初頭に琉球王朝が三線主取という職をつくったと記録されています。
また、同時代に琉球王朝が編纂した「おもろそうし」に、あかいんこが登場します。あかいんことは、三線のはじまりと言われている人です。
その後、薩摩や江戸幕府との交流により、本土に伝わることで三味線へと変形していったと考えられます。本土では、蛇の皮や黒木は手に入れにくかったので、猫や犬の皮で胴を作り、紅木、紫檀、花梨で棹をつくるようになり、三線とは違った音色に変わっていきました。??ちなみに、三味線が広まると、逆に三線を知る人は少なくなりました。そこで次第に沖縄三味線や、琉球三味線、沖縄蛇味線、沖縄蛇皮線など、いろんな呼び方がされるようになったのです。?以上のようなことを述べてきましたが、三線の歴史は、研究者が少なく、また資料もほとんどないので、詳しいことはわかっていないのが現状です。