その他沖縄の楽器

沖縄には三線以外にも様々な楽器があります。
その一部を紹介したいと思います。

・胡弓
琉球の擦弦楽器で、胡弓と書いてクーチョーと読みます。
本体は黒木(黒檀)やユシギ(イスの木)で作られていて、胴は内地の胡弓と異なって椀型になっていて、三線と同様にニシキヘビの皮を張ります。
弦は三線と同じく本来3本で、古典音楽の譜には三弦胡弓の最低音より低い音がある為、三線の名工で胡弓演奏家としても著名であった又吉真栄が低音用の弦を新たに設けた四弦胡弓を開発し、普及させました。
また、棹の形状も三線と同じくいくつかの型に分けられますが、弦が4本になり糸倉を長く取る必要が生じたので、元々糸倉の長い型である与那城型(ユナグシク型)で製作されることが多い。
奏法については内地の胡弓と同じく、弓ではなく本体を回転させて弦を移動し演奏します。楽譜は三線と同様の工工四(クンクンシー)に押し弓弾き・引き弓弾きの指示を加えたものが使われます。


・一五一会
沖縄県出身のバンド・BEGINが考案し、ヤイリギターと共同開発のうえで2003年にベーシックが発売されました。
日本で生まれた楽器(電子楽器を除く)としては大正琴以来87年ぶりでした。
引き続いて2004年に音来、2006年に奏生が発売されています。
ギターと三線の長所を併せ持つことを特長としていて、ギターの音色を三線の手軽さで出すことができ、しかも指一本でコードを押さえることができます。
ただ単に「簡単」というだけでなく、琉球音楽の三線やハワイアンのスラッキーの代わりに用いられたり、ブルース、フォーク、ロックなどの音楽の演奏に用いられたり、あるいは従来の分類に当てはまらない様々な演奏ができる奥深さも徐々に見出されつつあります。

・琉球かれん
小型のギターのような形ながら、ウクレレぐらいの大きさ(長さ80cmほど)で、テーブルや膝の上などに置き弾いて楽しむ楽器で、指先を使いピックで奏でるというものです。
どことなくギターのようでもありますが、ギターでもなく、またテーブルに置いて弾くからといって大正琴とも大きく違う音を奏でます??弦は13本あるので“十三和音楽器”と呼ばれ、メロディーを奏でる単線と4種類のコードを奏でる3本1組の弦が4組セットされています。
子供からお年寄りまで、どなたにも簡単に楽しめるように開発されたこの楽器は、左手の人差し指でメロディ弦を1か所ずつ押さえながら、右手の親指にピックをつけて、3本1組のコード弦を優しく撫でるように(琴を弾くように)奏でていきます。